新型コロナウイルス(COVID-19)について【更新2024.10.16】

 「あなたへのメッセージ」で、“病気との闘いは、不安との闘い”と書きましたが、今まさに世界中が同じ状況かも知れません。私が今、移植手術の前後くらいの状態だったら、毎日が不安と恐怖で一杯だったと思います。ただでさえ毎日苦しいのに、そこに突然強大な敵が現れた感じがしたに違いありません。

 

 しかし、手術を終えた身だからこそ分かるのですが、数年前よりも今の方が良いことが一つだけあります。それは、新型コロナウイルスの影響で、社会全体で感染予防をしてくれていることです。マスク・手洗い・十分な距離を守ってくれる人が多くなり、感染症になってしまう確率は下がっているはずです。

 私は、手術前後は、感染症の恐怖もあって人と会いたくなかったですし、見舞いを断るのも辛かったので、その点も少しラクかも知れません。

 

 一方で、自分がすべきこと(できること)は今も同じです。身の回りを清潔に保ち、体力の維持、食事・睡眠に気を配ること。世間の騒がしさに自分のリズムが乱されないように、目の前のことに集中することです。

 

 『日本臓器移植ネットワーク』のホームページを見る限りでは、現時点(2022年5月9日)では、移植手術の制限などは行われていないようですが、医療機関によって対応が異なることがあると思います。

 手術の時期や入院後の世話など、主治医や移植コーディネーターさん、周囲の方と今後の方針について、小まめに情報共有をしておくと、いざというときに慌てなくて済むと思います。(実は準備万端でも慌てますけれど…。)

 

 新型コロナウイルスの収束には、年単位の期間がかかると言われているので、ストレスによる身体への影響も無視できません。正直なところ、私も気持ちで負けそうな日があります。

 とにかく今はお互いの無事を祈りながら、自分にできることを地味に続けて、道が開けるのを待ちましょう。どうか、ご自愛ください。

 

 以下は、新型コロナウイルス関連で役立ちそうなサイトへのリンク集です。

 報道番組やワイドショーよりも、まずこちらを参考にしてください。

 

 ◆総合的な情報はこちらから

  ⇒ 厚生労働省 新型コロナウイルスに関するQ&A(一般の方向け

 ◆新型コロナウイルス禍での移植、ワクチン接種について

  ⇒日本移植学会  患者さん向け動画、新型コロナウイルス感染症の移植医療における基本指針など

 

 ※2023年5月8日 新型コロナウイルス5類感染症移行に伴い「臓器移植における新型コロナウイルス感染症への対応について」は廃止されています。

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【以下、ワクチン接種状況などを追記】

 【追記1】

 私は、2021年8月にワクチン接種(ファイザー)2回目を終えました。副反応は、接種部の痛みといつもと違う胸の違和感、倦怠感、食欲低下などでした。耐えられないような症状や発熱はなく、2回ともに痛みは2日間、その他は1週間程度でほぼ無くなりました。主治医の診察日が1回目接種後にあったのですが、特に異常はありませんでした。

  【追記2】

 2021年1月時点で主治医からは異常なしと言われています。3回目接種は受けた方が良いとのことです。インフルエンザの予防接種も受けた方が良いと言われていたのですが、流行の気配がないので見送っています。なお、インフルエンザ予防接種~新型コロナウイルスワクチン接種は、間隔を4週間以上とるようにとのことでした。

 【追記3】

 2022年4月に3回目のワクチン接種(ファイザー)を終えました。副反応の程度はこれまでと同じ。症状は、接種部の痛みといつもと異なる胸の違和感、倦怠感、食欲低下などで、発熱はありませんでした。

 胸の違和感は当日中、痛みは3日間、その他は10日程度で改善されました。翌月の主治医の受診の際には、特に異常は見つかりませんでした。

 【追記4】

  2022年9月下旬に4回目のワクチン接種(ファイザー・オミクロン株BA1対応)を終えました。丁度、従来型ワクチンから切り替わる時期で、どちらにするか選べました。もう少し待てば、BA5対応ワクチンの接種が始まる可能性がありましたが、前回接種から6ヶ月以上経過していたこともあり、現状で接種できる最新のものにしました。

 副反応は、3回目より強かったです。微熱と接種部の痛みは2日間で消えましたが、胃腸の不調や血圧上昇が2週間以上続きました。その後の主治医の診察では、特に異常は見られませんでした。

 インフルエンザワクチンの接種は、昨年と同じく流行状況を見てから判断する予定です。

 【追記5】

 2023年3月13日からマスクが個人の判断になりました。新型コロナウイルスが消えたわけでは無く、インフルエンザの流行も完全には収まっていないので、私はこれまでどおり人前ではマスクをするの1択です。

 マスクをしない人が増えると感染リスクが高まるので、マスクを少し高機能なものにしたり、使い古さないようにしたりするなど、気持ちだけでも対策をしたほうが良さそうです。ワクチンの5回目が始まれば接種すると思います。

 【追記6】

 2023年5月に5回目のワクチン接種を終えました。前回接種からおよそ9ヶ月経っていました。初めてのモデルナ(BA5対応)でした。

 世間では感染への警戒感は明らかに薄れているものの、意外とマスク着用率は高い印象です。私はこれまで通りに基本的な対策(なるべく人混みに行かない、着マスク)を続けています

 【追記7】

 2023年9月に病院の相談員さんから発症抑制剤『エバシェルド』の接種を勧められました 。移植後すぐの方には、必ず接種してもらっているそうです。私は術後7年経過しているのでどちらでも良いとのことでした。

 調べると、最新の変異株には効果が期待できなくなっているとの記事を見つけましたので、私は接種を見送ろうと思っています。次回、主治医に相談してから決める予定です。

 なお、都道府県によって接種可能な医療機関や接種費用などが異なるので、かかりつけの医療機関に確認してください。

【追記7】NEW

 2024年3月31日でワクチン全額公費負担が終了し、2024年10月からは自治体による定期接種(自己負担)になります。私は5回目接種以降は、感染状況をみながら判断して、インフルエンザのワクチンのみ接種しました。
 しかし、判断材料にしている公表された数字は実態をあまり反映しておらず、周りで急に新型コロナやマイコプラズマ肺炎が流行っていることがわかり焦ったりしましたので、自己負担だからワクチン接種をしないというわけにもいかないのでしょう。人混みでもマスクをする人はどんどん減っていますし、感染ルートになりやすい子育て世帯の多くがワクチンを打たないし、結局、初心を忘れず自衛する以外に手はないということですよね…。

 

 新型コロナ最新情報をチェック

  ⇒厚生労働省 新型コロナワクチンについて

  ⇒NHK感染症データと医療健康情報

 

 ◆通院や服薬の判断などに

  ⇒日本移植学会 移植医療におけるCOVID-19関連のQ&A<一般の方向け>

 ◆自分に合った公的支援情報を整理

  ⇒ 政府のコロナ対策まとめ 簡単3タップで必要支援がわかる(※現在運用休止状態)

 ◆家庭での過ごし方を再確認

  ⇒ 日本環境感染学会  新型コロナウイルスの感染が疑われる人がいる場合の家庭内での注意事項(PDF)

 ◆詐欺被害に遭わないために

   国民生活センター 新型コロナウイルス感染症関連

 ◆消毒薬の効果と限界を知っておく

   健栄製薬 ケンエー消毒剤ハンドブック(PDF)(※新型コロナウイルスは、一覧表内の「ウイルス “エンベローブあり”」です)

    健栄製薬 消毒薬のQ&A

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 ◆手洗い動画集(息抜き程度にどうぞ)

 ・政府インターネットテレビ 正しい手洗いの仕方

 【手洗い動画(Wash Your Hands)】〜嵐〜

 ・新日本BGMフィルハーモニー管弦楽団 手洗い動画「マリオ de 手洗い」

 How to wash hands properly to kill all Germs, Hand-washing Steps Using WHO Technique, Doctors style

 Let's dance: Indian police hand washing video becomes a hit online | AFP